<< 福岡 NEWS WEB >>12時27日18時55分
”日本一”大きな仏壇のすす払い
新年を前に、仏壇の生産が盛んな八女市では、地元の職人たちが高さ6メートル余りの大きな仏壇のすす払いを行いました。
八女市にある「八女伝統工芸館」には、地元のものづくりの技術を知ってもらおうと、平成4年に作られた高さ6.5メートル、幅およそ4メートルの日本一とされる大きな仏壇が展示されています。新年を前に、27日は恒例のすす払いが行われ、地元の仏壇職人や小学生ら、あわせておよそ30人が参加しました。
掃除は、仏壇に傷がつかないよう竹の先に柔らかいダチョウの羽根をつけたほうきで行われ、参加者たちは仏壇の隅々まで羽根をあてて1年間のほこりを丁寧に払っていました。また、金ぱくのはがれた部分を補修する作業も行われ、職人たちが慎重に金ぱくを張り替えて新年を迎える準備を整えていました。
「八女福島仏壇仏具協同組合」の鶴信行理事長は、「多くの職人が力をあわせて作る八女の仏壇の技術をこれからも発信していきたい」と話していました。